ワイヤー矯正(表側矯正)
labial-orthodontics
ワイヤー矯正(表側矯正)とは
ワイヤー矯正とは、それぞれの歯の表側の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を接着し、その装置にワイヤーを通して歯並びを矯正していく治療方法です。これを「マルチブラケット」もしくは「マルチブラケット装置」と言います。また、表側矯正は「マルチブラケット装置矯正」と呼ばれることもあります。ブラケットの素材は、昔は金属製のものしかありませんでしたが、近年では透明なものになっていたり、ワイヤーも形状記憶合金のものが登場したりしていますが、基本的には昔からある矯正治療であり、今でも主力の矯正治療方法です。
ワイヤー矯正(表側矯正)2年保証プラン価格
治療費目安930,000円
頭金あり/30万円
ローン60回(5年)払い利用
月11,320円×60回
※金利3.0%の場合
※ボーナス払い併用無しの場合
頭金無し
ローン84回(7年)払い利用
月12,288円×84回
※金利3.0%の場合
※ボーナス払い併用無しの場合
ワイヤー矯正(表側矯正)長期保証プラン価格
治療費目安1,200,000円
頭金あり/50万円
ローン60回(5年)払い利用
月12,578円×60回
※金利3.0%の場合
※ボーナス払い併用無しの場合
頭金無し
ローン84回(7年)払い利用
月15,856円×84回
※金利3.0%の場合
※ボーナス払い併用無しの場合
ワイヤー矯正(表側矯正)の仕組み(特徴)
歯に装着したブラケットにワイヤーを通し、ワイヤーがまっすぐに戻ろうとする力や、あるいは矯正医が動かし対方向にワイヤーを曲げて調整を行い、その力で歯を適切な位置へ動かして治療していきます。
ブラケットの接着ポジションや、ワイヤーの選択、またワイヤーの屈曲させるテクニックなど、治療を施す歯科医師の技量が最初から最後まで大きく影響します。
正しいトレーニングを大学で受けてきたのか、また治療経験は豊富なのか、あるいは経験値だけでなくセンスが大きく問われる治療になります。
ワイヤー矯正(表側矯正)の器具の説明
歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を生体親和性の高い接着剤を用いて接着します。昔はギラギラと目立つ金属製のものしかありませんでしたが、現在では白や透明の素材のものが豊富に存在します。
使用するワイヤーも形状記憶合金のものが登場してから、初期の動的治療は格段にスムーズになりました。
しかしながら、抜歯スペースの閉鎖や、最終的な嚙み合わせの調整にはワイヤーの屈曲が今でも欠かせず、矯正専門の歯科医師の技量が試される治療になります。
ワイヤー矯正(表側矯正)のメリット
1治療できる範囲が広い
ワイヤー矯正(表側矯正)は、ほとんどの歯並びを治療することができます。装置の種類や設計が豊富なことから、適応できる範囲が極めて広くなっています。
2発音障害が起こりにくい
ブラケットと矯正用ワイヤーが歯列の表側に設置されているので、舌の運動が制限されず、発音障害も起こりにくいです。食事の際にも邪魔になることがありません。
3その他の矯正法よりも費用が安い
ワイヤー矯正(表側矯正)は、マウスピース型矯正装置や裏側矯正と比べると、費用が安い傾向にあります。
他の矯正法との比較
マウスピース矯正装置であるインビザラインに対し、装置が見えてしまいます。また、歯に装置が接着されていますので、歯や装置が非常に汚れやすく、日々の歯ブラシは頑張っていただく必要があります。
また、あらゆる方向に自在に力をかけられる半面、マウスピース矯正に比べて力が強くかかりやすいので、痛みは強くなりやすい傾向にあります。その分、細かな調整が可能なので治療結果のクオリティを高められます。
ワイヤー矯正(表側矯正)で歯が移動する仕組み
不正咬合の状態の歯並びは、それぞれの歯に段差があったり傾いていたりします。そこにブラケットを装着しワイヤーを通すと、形状記憶合金のワイヤーが様々な方向に曲がって装着される状態になります。すると形状記憶合金ワイヤーがまっすぐに元にもどろうとしますので、その力がそれぞれの歯に加わり、その力の方向に歯が動かされる仕組みです。形状記憶合金ではなくても、矯正専門の歯科医師が屈曲したワイヤーを装着することにより、歯科医師の考えた方向に適切な力が加わり歯が動いていきます。
ワイヤー矯正(表側矯正)の治療症例
治療症例01.29歳/女性
主訴(気になるところ) | 口ゴボとガタガタ歯 |
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診断名 | 叢生を伴う歯性上下顎前突 |
年齢 | 24歳/女性 |
治療に用いた装置 | 裏側矯正装置 |
抜歯部位 | 上下左右 第一小臼歯 |
治療期間 | 2年6カ月 |
治療費 | 裏側矯正治療 長期保証プラン 1,320,000円(税込み) |
リスクと副作用 | リンガル矯正装置による治療でしたので、前歯の角度が立ちすぎる可能性(引っ込みすぎる可能性)がありました。また歯ぐきが薄い方でしたので、歯ぐきのラインが下がる可能性がありました。 |
コメント | 一見すると叢生も少なく、非抜歯でも良いのでは?と感じる症例です。この患者様は、小臼歯が2本、生まれつき無い方で、またその位置が対角になっていました。そしてなによりご本人の強い希望で前歯を後ろへ下げて欲しいということでしたので、抜歯による治療で、なおかつ裏側矯正(舌側矯正)治療を選択されました。なかなか難易度の高い治療でしたが、治療結果はご覧のように非の打ちどころのないクオリティに仕上がっています。良く仕上がりましたので、治療後は正直なところホッといたしました。 |
治療症例02.15歳/男性
主訴(気になるところ) | 出っ歯とガタガタ歯 |
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診断名 | 前歯部の叢生を伴う歯性上顎前突 |
年齢 | 15歳 |
治療に用いた装置 | 表側ワイヤー矯正装置 |
抜歯部位 | 上顎左右 第一小臼歯 |
治療期間 | 2年5カ月 |
治療費 | 表側ワイヤー矯正治療 2年保証プラン 935,000円(税込み) |
リスクと副作用 | 大臼歯関係を2級仕上げというパターンで仕上げるので、上下の前歯の距離か、奥歯の噛み合わせのいずれかを妥協せざるを得ない場合があります。 |
コメント | 珍しい形の叢生症例でした。叢生の具合や前歯の角度から考えても間違いなく抜歯であると診断しました。叢生を解くのに少々時間がかかりましたので、結果として治療期間はやや長めになってしまいましたが、治療のクオリティとしては大変良い結果となっています。 |
ワイヤー矯正(表側矯正)の向かない人(デメリット)
歯に直接ブラケット装置を装着しますので、歯や装置周りが常に汚れやすく虫歯や歯周病のリスクが高まります。ですので、もともと歯の清掃状態の良くない方や、幼少期の頃に清掃状態が悪かった方は虫歯のリスクが高い状態にありますので、そういった方には注意が必要になります。
またブラケットが脱離してしまうというようなアクシデントは時々起こり得ますので、お仕事が忙しい方などはあらかじめご考慮いただいている方が良いかもしれません。
ワイヤー矯正(表側矯正)の治療の流れ
検査、診断までは他の治療方法と同じです。
診断から最初の装置装着のご予約までにはだいたい1カ月くらいかかるのが通常です。
ワイヤー矯正(表側矯正)の治療費用
ワイヤー矯正(表側矯正)とは、それぞれの歯の表側の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を接着し、その装置にワイヤーを通して歯並びを矯正していく治療方法です。ブラケットの素材は、昔は金属製のものしかありませんでしたが、近年では透明なものになっていたり、ワイヤーも形状記憶合金のものが登場したりしていますが、基本的には昔からある矯正治療であり、今でも主力の矯正治療方法です。
治療にかかるおおよその期間
約1年半(18カ月)~3年(36カ月)
通院回数18~36回
※個人差がございます。
メニュー | 費用(税込) | 備考 |
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初回相談 | 無料 | 矯正治療に関する初回相談を無料で承っております。口腔内3Dスキャナー「iTero」を使用して口腔内をスキャンし、そのデータを一緒にご覧いただきながら患者様のお悩みやご要望をお伺いします。 |
検査料 | 55,000円 | 初回相談での3Dスキャンに加え、口腔内撮影およびレントゲン撮影による資料採得を行います。 口腔内やお顔の写真撮影、レントゲン、各種精密検査を行います。 |
調整料 | 5,500円 | 月に1回程度の定期的な通院の際に発生します。お口の状態を確認し矯正装置の調整やメンテナンスなどを行います。 |
保定装置料 | 55,000円 | 装置を外した後の後戻りを防ぐために、リテーナー(保定装置)と呼ばれる後戻りを防ぐ装置を使用します。 |