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院長紹介
淀屋橋矯正歯科は日本歯科医師会及び大阪府歯科医師会の正規所属会員であり、日本矯正歯科学会及び所属大学の大学病院での矯正治療の指針に沿った安心安全な矯正歯科治療を心がけております。
また他院での治療内容や治療方針に疑問を抱えておられる方や、あるいは歯のトラブルをお抱えの患者様に対しましても、常時セカンドオピニオンの提供を受け付けております。
皆様が安心して、そして美しい笑顔を獲得いただけるよう、丁寧な治療をさせていただいております。
歯学博士 金 南希 D.D.S., Ph.D.
経歴
- 2008年 公立 九州歯科大学 卒業
- 2015年 国立 徳島大学歯学部大学院 卒業
- (口腔顎顔面矯正歯科学分野)
- 2016年 日本矯正歯科学会認定医 取得
- 2019年 淀屋橋矯正歯科 開院
認定・所属学会・資格など
- 日本矯正歯科学会所属
- 日本癌学会所属
歯並びの先にある"美しさ"を考える
矯正治療の仕事をしていると、毎日たくさんの歯並びと向き合います。噛み合わせを整え、歯を適切な位置へ導く。これは矯正歯科医としての基本であり、何より大切にしている部分です。ですが、治療を重ねるうちに、私はあることに強く気づかされるようになりました。歯並びが整った後に患者様の表情が輝くのは、単に「歯がまっすぐになったから」だけではない、ということです。口元の変化が、鼻や顎、頬の印象までも連動させて変えていく。歯並びとは、お顔全体の美しさを構成するひとつの重要なパーツなのだと、強く実感するようになったのです。
それから私は、歯科医師としての専門性に加えて、「美しさとは何か」を自分なりに探求するようになりました。
K-POPアイドルから気づいた、美の法則
きっかけは、娘が好きなK-POPを一緒に見るようになったことでした。多くのアイドルたちの顔を見ていてふと感じたのが、「この子たちは、なぜこんなにも整って見えるのだろう」という素朴な疑問でした。顔立ちはひとりひとり違うはずなのに、不思議と共通して感じる"整った印象"がある。その正体を調べていくうちに辿り着いたのが、古くから美術や建築の分野で語られてきた「黄金比(約1:1.618、近似値として1:1.6なども用いられます)」という概念でした。
人中から顎先までの長さの比率、額・中顔面・下顔面の縦のバランス、頬骨とフェイスラインの横幅の関係。こうした顔のパーツ同士の比率が、ある一定のバランスに近づくほど、人はその顔を「整っている」「美しい」と感じやすいと言われています。そしてこの黄金比の考え方は、何も輪郭や目鼻立ちだけの話ではありません。口元・歯並び・横顔のラインもまた、この比率の一部を構成しているのです。
これは、私が専門としてきた矯正歯科の知見と、驚くほどリンクする話でした。歯並びを整えるという行為は、単に噛み合わせを機能的に改善するだけでなく、顔全体の黄金比に近づけていく、ひとつの"美の設計"でもあったのです。そう気づいてからというもの、日々の診断の中で、お口の中だけでなく、お顔全体の写真をじっくりと拝見する時間が格段に増えました。
K-Smile Methodという答え
この気づきを、自分の専門分野である矯正治療の診断に落とし込みたい。そう考えて体系化したのが、当院独自の診断アプローチ「K-Smile Method」です。
K-Smile Methodでは、従来の歯並び・噛み合わせの機能的な診断に加えて、Eライン(横顔の口元の基準線)、Vライン(フェイスラインの輪郭バランス)、Sライン(横顔の曲線の滑らかさ)という複数の視点から、歯並びがお顔全体の印象にどう影響しているかを分析します。そして1:1.6前後という黄金比の考え方を参考にしながら、その方の骨格や顔立ちに本来調和する口元の位置を考え、治療のゴールとしてすり合わせていきます。
大切にしているのは、「一律の理想形」に近づけることではありません。黄金比はあくまで「美しいと感じられやすい傾向」を示す指標であり、絶対的な正解ではないからです。その方の骨格、鼻の高さ、顎の形、もともとの顔立ちに調和する、その人だけの美しいバランスを一緒に見つけていく。それがK-Smile Methodの考え方です。
美術の中に見つけた、同じ"法則"
黄金比という考え方に興味を持ってから、学生時代から好きだった美術館巡りの中にも、同じ法則が息づいていることに改めて気づかされました。「ミロのヴィーナス」の均整の取れたプロポーションも、ラファエロの「ヒワの聖母」に見られる正三角形の構図も、またティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」の、見る者の視線が自然に吸い込まれていくような画面構成も、根底には同じ比率やバランスの感覚があります。何百年も前から、人は意識的・無意識的にこうした比率に美しさを見出し、作品の中に取り入れてきたのだと思います。
歯並びという、ミリ単位の世界を扱う仕事だからこそ、こうした絵画や彫刻の構図から得られる「全体のバランスを俯瞰して捉える感覚」は、日々の診断にも生きていると感じています。美しいゴールを思い描く力は、知識だけでなく、こうした感性の蓄積からも育まれるものだと考えています。
韓国美容の美意識から、日本の矯正治療へ
ここ10年以上、韓国発のビューティーカルチャーは、ひとつの確立されたトレンドとして世界中に影響を与え続けています。K-POPのアイドルたちが体現する洗練された美意識は、単なる一時的なブームではなく、骨格や比率といった理論に裏付けられた、ひとつの美容哲学として多くの人の価値観に根づいてきました。
私はその美意識を、外科的な施術の世界の話として眺めるのではなく、自分の専門である歯列矯正の分野に取り入れられないかと考えました。メスを使わずに、歯列矯正という身体に負担の少ないアプローチで、横顔や口元の印象を理想に近づけていく。これは、美容整形に踏み出すことに迷いや不安を感じている方にとっても、ひとつの選択肢になり得るはずだと考えています。
メスを使わないからこそ辿り着ける、自然な仕上がり
外科的な施術には、短期間で劇的な変化を得られるという魅力があります。一方で、歯並びを整えるアプローチには、それとは違った価値があると私は考えています。歯の移動は、一度に大きく動かすものではなく、数ヶ月、数年という時間をかけて、少しずつ本来あるべき位置へと導いていくものです。この「時間をかけてゆっくり変化する」というプロセスこそが、周囲の骨や歯肉、口元の筋肉のバランスを保ちながら、結果として不自然さのない仕上がりにつながっているのだと感じています。
笑顔は、表情筋や口元の動き方と切り離せません。歯並びに沿って自然に動く口元だからこそ、笑ったときの表情に違和感が生まれにくい。これは、歯列矯正治療という手段ならではの強みだと思っています。K-Smile Methodで目指しているのも、黄金比という指標を参考にしながら、あくまでその方の骨格や表情の動かし方に調和した、無理のない自然な美しさです。
技術という土台があってこその"美"
もちろん、どれだけ美しいゴールをイメージできても、それを実現する技術が伴わなければ意味がありません。私は歯科医師免許取得後、最初の勤務先はJIADS(ジアズ)という国内有数のスペシャリスト育成機関に所属される先生のクリニックで、そこで徹底した指導を受けました。他院でお手上げだったような難しい症例も驚くほど美しい仕上がりに導かれていくのを間近で見て、自分もそんな専門性を身につけたいという思いから、矯正歯科学の道へ進むことになったのです。その後、徳島大学大学院では口腔顎顔面矯正歯科学を専攻し、2016年には日本矯正歯科学会認定医を取得しました。
美しさを追求することと、確実で安全な治療を提供することは、当院にとって両立すべき当然の使命だと考えています。見た目の美しさだけを追いかけて、噛み合わせなどの機能面がおろそかになってしまっては本末転倒です。黄金比という視点は、あくまで機能的に正しい噛み合わせという土台があってこそ活きるものだと考えています。
技術は、素質があれば一定水準まで到達できるものです。ですが最終的に「どこまで美しいゴールを思い描けるか」は、知識だけでは測れない、インスピレーションや感性の領域だと私は思っています。多くの症例を見てきた経験、そして美術や黄金比への個人的な興味の積み重ねが、診断の中でその感性を支えてくれていると感じています。
歯並びは、美しさと若さを失わないための投資
歯並びが変わると、その人の第一印象は大きく変わります。第一印象が変われば、出会いの質も変わっていく。見た目の印象の中でも、やはりお顔の占める割合は大きく、お顔の雰囲気が変われば、相手が受け取る印象もまた大きく変化します。私は、矯正治療とは人生に影響を与えうる治療だと、本気で思っています。
美しさは、化粧品やエステでは補えない部分があります。歯並びという骨格に近いレベルからのアプローチだからこそ、得られた変化は簡単には失われません。黄金比に近づいた口元や横顔は、年齢を重ねても揺らぎにくい、その人自身の土台になります。流行の美容法は移り変わっていきますが、整った歯並びという資産は、ずっとその人に寄り添い続けてくれるのです。
患者様一人ひとりの"その人らしい美しさ"のために
口元の出方が気になる方、いわゆる口ゴボでお悩みの方もいらっしゃれば、顎のラインや輪郭のシャープさを気にされる方、あるいは左右のバランスの微妙な違いを気にされる方もいらっしゃいます。同じ「横顔を美しくしたい」というご希望であっても、その方の鼻の高さ、顎の形、もともとの骨格によって、目指すべきゴールはまったく異なります。だからこそ、黄金比という共通の指標を参考にしながらも、最終的な着地点は一人ひとり丁寧にすり合わせていく必要があると考えています。
同じ年齢、同じような歯並びに見えても、お顔の骨格や筋肉のつき方、唇の厚みはお一人お一人違います。ゴールまでの道筋を正確に描くためには、歯並びだけを見るのではなく、横顔・正面・お口周りの動き方まで含めた総合的な診断が欠かせません。当院では、このプロセスを決して省略せず、お一人お一人のお顔に本来調和する"その人らしい美しさ"を見極めることを大切にしています。
K-Smile Methodは、特別な誰かに近づくための方法ではありません。黄金比という共通言語を手がかりにしながら、最終的にはその方自身がもともと持っている魅力を、歯並びという切り口から引き出していくためのアプローチです。
黄金比も、K-POPも、美術も、あくまで”気づきのきっかけ"に過ぎません。最終的に大切なのは、患者様がご自身の顔に自信を持ち、心から笑えるようになることです。淀屋橋矯正歯科は、これからも一人ひとりの笑顔に真摯に向き合い、美しさへのこだわりと、矯正歯科医としての確かな技術の両方で、皆様の理想の笑顔づくりをサポートいたします。
院長が診療顧問を勤めるクリニック(一例)
院長はさまざまなクリニックの診療顧問として診療指導をしています。
以下にあげるクリニック以外にも指導にあたっています。