上下の歯のすき間の矯正

上下の歯のすき間の矯正

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開咬(かいこう)とは ※上下の歯のすき間

奥歯はかみ合っていても、上下の前歯が嚙み合わずに開いてしまっている状態を開咬といいます。奥歯のみに力が集中してしまうので、早期に奥歯を壊してしまうことが多く、歯の形がすり減って平らな状態になっている症例を多く見ます。そうなるとかみ合わせが安定しなくなるので、顎関節症の症状をきたしてしまうこともあります。

上下の歯のすき間(開咬)の症状

開咬

上下の前歯の噛み合う深さの基準は2~3mmですが、それが0mmあるいはまったく噛み合わずに隙間が開いてしまっていたりします。

上下の歯のすき間(開咬)の問題

前歯で物を嚙み切れないので、奥歯でしか食事ができません。当然ながら奥歯にかかる負担は常に大きくなります。また前歯の開いた隙間に舌を入れ込む癖がついてしまいやすく、早期に対応しておかないと矯正治療後の後戻りも深刻なものになります。

上下の歯のすき間(開咬)の治療方針

原因をきちんと診断することが非常に重要です。口呼吸が原因なのか、あるいは指を吸う癖があるのか、それらに対して的確な対応と治療方針を立てることで開咬を改善させることができるのです。場合によっては永久歯を抜く抜歯治療になることもありますので、早期に発見されたらまずはご相談にお越しください。

上下の歯のすき間(開咬)の症例

開咬と叢生(八重歯)が組み合わさった症例です。患者様とのカウンセリングの結果、小臼歯抜歯による矯正治療となりました。このような開咬の症例の患者様は、舌癖(舌を前歯の隙間に押し込んでしまう癖)があることが多く、この患者様の場合も舌癖があるご様子でした。治療中及び治療後においても、舌癖に対する指導や、それに拮抗させる工夫をしたリテーナー(保定装置)を使用していただき、矯正治療結果を良好に保存することができます。治療期間は2年3ヶ月を要しました。

治療前

正面から見た状態
上下の歯のすき間(開咬)の治療前の正面から見た状態
真横から見た状態
上下の歯のすき間(開咬)の治療前の真横から見た状態
→ ↓

治療後

正面から見た状態
上下の歯のすき間(開咬)治療前の正面から見た状態
真横から見た状態
上下の歯のすき間(開咬)の治療前の真横から見た状態
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