歯並びや噛み合わせが悪いことによるデメリット
歯並びについて悩んでおられる方はとても多いと思います。皆さまは、悪い歯並びについては、見た目が悪いということが一番の問題であると感じておられるのではないでしょうか。確かに口元に見える歯並びは、第一印象に大きな影響を与えます。しかしながら、歯並びの問題はそれだけではなく、実は全身の健康にも影響を及ぼすリスクになることをご存知でしょうか。
歯並びが悪いと、大抵噛み合わせの問題も抱えていることがほとんどです。この悪い噛み合わせを長年放置してしまっていると、将来的に歯を失うリスクだけでなく、肩こりや偏頭痛、あるいは口臭の原因などの全身的な問題につながる恐れがあります。
身体の健康を維持できないと仕事にも影響があります。また自分ではなかなか気づかない口臭は対人関係で非常にマイナスのイメージを持たれることでしょう。
この他にも歯並びや噛み合わせが悪いことは、身体の健康面にさまざまな影響を及ぼす可能性があり、見た目だけの問題にとどまらないということを解説していきます。
目次
悪い歯並び・悪い噛み合わせのデメリット
虫歯や歯周病になり、将来的に入れ歯のリスクが高くなる
特に10代、20代の若い方では意外に知られていない事実です。これは非常に重要な問題です。歯を失う原因のトップ2が歯周病と虫歯なんですね。特に歯周病は、全く虫歯でなくても歯を失ってしまうことがあります。知らないうちに進んでいく病気ですので、結構油断しておられる方が多いのではないでしょうか。歯並びや嚙み合わせが悪いと歯周病のリスクが高くなります。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯肉(歯ぐき)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。やがては、歯を失うことになります。
歯周病は、歯肉の周辺が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みなどの自覚症状がほとんどでません。末期状態になると膿が出たり歯が動揺してきて、歯を抜くしかありません。
若い間は、自分の体の免疫が歯周病菌から守るため頑張ってくれているのです。
しかし、年齢と共に免疫力も落ちてきます。すると反対に歯周病菌の量は増えていきます。
歯周病の直接的な原因は歯に残った汚れですが、歯並びが悪いままだとどんなに頑張ってお手入れしても、確実に汚れの取り残しがあるものです。「歯がデコボコになっている」「歯が重なっているところが磨きにくいな~」と思っていませんか?
こうなると汚れが残りやすく、歯ブラシも当たりにくくなってしまいます。歯並びを改善しない限り、ご自身の歯磨きなどのお手入れでは歯周病や虫歯を予防することは不可能なのです。
歯を失うとはどういうことか想像したことがありますか? 食事を美味しく食べられなくなる、笑うと歯がない部分が見えてしまう、入れ歯になるなんて考えたくもない話ではないでしょうか。
ですが、歯並びや噛み合わせが悪いままだと、そういった負のリスクが確実に高まります。ある論文では、20代の若い人たちで、歯並びの悪い人は正常な噛み合わせや歯並びの人と比較しておよそ2倍の可能性で歯周病になるリスクを抱えているという研究結果が出されています(New insights in the link between malocclusion and periodontal disease J Clin Periodontol. 2019 Feb;46(2):144-15)(Association between coronal caries and malocclusion in an adult population. J Orofac Orthop. 2021 Sep;82(5):295-312.)。
若い方は特に油断しておられるのではないでしょうか? 悪い歯並びを放置して、歯周病に罹患し、入れ歯になる。決して人ごとではないのです。
30歳以上の成人の約80%がかかっていると言われる歯周病。
歯周病になると歯を失うだけでなく、糖尿病、早産、低体重児出産、肥満、血管の動脈硬化にも関与しています。
ですから免疫力の高い若い時に矯正治療で歯並びを改善することは重要で、歯周病のリスクは一気に下げることが可能になります。
正しく綺麗に並んだ歯並びだと、ご自身の歯磨きとフロスなどのお手入れだけで、十分に清潔な口腔内環境を維持することができるからです。
口臭の原因になり、だんだんひどくなる
歯並びが悪いままだと、歯周病や虫歯のリスクが上がることはお分かりいただけましたね。では歯周病になると、口臭が著しく悪くなるのをご存知ですか?
歯周病菌の発生させる臭いは強烈です。専門的な用語を使うと嫌気的細菌による臭いです。私たち歯科医師であれば必ず気付きますし、何より本当に臭いので周りの人たちには間違いなく気づかれています。気づいていないのはご本人だけなのです。
私たち歯科医師をしていると、若い方でも意外と口臭がきつい方が多いなと感じます。若くても悪い歯並びにより歯周病菌が増えてしまっていることにより、強い口臭になってしまっているんですね。
口が臭いと対人関係における印象はどうでしょうか? 説明する必要もありませんよね。口臭と不潔なイメージは直結します。仕事などを含めた対人関係においてこれほどマイナスなイメージはないのではないでしょうか?
矯正治療によって歯並びが整うと、口腔内環境を清潔に保てるので、保有する歯周病菌の絶対数も確実に減らせます。それによって口臭の改善や予防につながるんですね。
しっかりと噛めない(咀嚼機能障害)
噛み合わせが悪いと、当然ながら物をきちんと噛み砕く能力は低下しています。ご本人では気づかないところだと思いますが、正しい噛み合わせと比較するとその咀嚼能力には大きな差があるのです。
しっかりと噛めないとどうなるのでしょうか? 物をしっかり噛めないままでいると、食べ物を細かく噛み砕かないままに飲み込んでいることになりますので、胃腸などの消化器にかかる負担が大きくなると言われています。すぐにはその負の効果を実感しないので、ほとんどの方が認識できていないままに中高年になり、そして胃腸障害を抱えてしまうリスクがあるんですね。
正しい噛み合わせになると、強く意識しなくても物をしっかりと噛めるようになります。それにより、将来的な胃腸の健康にかかるリスクを減らすことができるんです。
顔の歪みなど顔貌が変化する
歯並びが悪いと、その噛み合わせのせいで顔に歪みが発生する場合があります。前歯や奥歯などに、あべこべに噛んでしまうような箇所があれば特に要注意です。そのような噛み合わせが悪い場合、噛み合わせるときに部分的に変な位置で歯が接触することにより顎が左右にずれてしまうことがあるのです。
それを長年放置していると、顎のずれがどんどん助長されるように変化していく可能性もあり、できる限り早期に改善しておくべきなのです。
実際の例を見ていただくとわかるように、この方は治療前には下顎がお顔の右側へ少しズレてしまっているような状態ですね。それが矯正治療後には顎のズレが改善され、違和感がなくなったと思います。
このように、矯正治療により不正咬合を改善させることで、顔貌の歪みも改善させることも期待できます。
顎の関節に負担がかかり、顎関節症のリスクが高くなる
食事をするたびにそれぞれの歯や顎には負荷がかかります。噛み合わせが悪い状態だと特定の歯に常に負荷が集中してしまうことにより、歯がすり減りやすいという問題を抱えます。そうなると噛み合わせた時に顎の位置が定まらなかったり、あるいは歯がすり減って来たことにより顎の位置がどんどんずれてきてしまう場合があります。
そうなると今度は顎の関節にまで異常な負荷がかかる可能性が高まり、それにより顎関節症状を抱えるリスクも出てくるかもしれません。顎関節症と歯並びは必ずしもリンクしていると言い切ることはできませんが、顎関節症状はなかなか改善できない問題ですので、矯正治療によってなるべくそういったリスクを回避できるような歯並びに改善しておくべきです。
滑舌が悪くなり、綺麗な発音ができない
歯並びが悪いと、発話するときに舌と歯の使い方が正しくできないので、滑舌が悪くなり綺麗な発音ができない場合があります。しかもその状態が長く続いてしまうと、舌の使い方に悪い癖が残ってしまい、矯正治療後もどことなく滑舌が悪いままになってしまうこともあります。なるべく早いうちに矯正治療で歯並びを整え、正しい発音ができるように慣れておかなくてはなりません。人との会話が多い職種の方や英会話を習得し、海外勤務を希望される方は特に気になるところではないでしょうか。
歯並びや噛み合わせが悪くなる原因
それではそもそもどうして歯並びが悪くなってしまうのでしょうか。その原因について解説していきましょう。
遺伝
基本的には遺伝的要因が大きな原因として挙げられます。歯並びはご両親の遺伝であることがほとんどです。お父様やお母様が出っ歯でいらっしゃると、お子様も出っ歯になる可能性が高くなります。これは避けようがないことですので、受け入れるしかありません。ですが、矯正治療で治せば良いのです。矯正歯科治療でバッチリ治せますから大丈夫です。
歯並びに影響を与える悪習癖
あるいは後天的な理由(産まれた後の原因)として、幼少期に指を吸っていたとか、爪を噛む癖があったなど、歯並びに悪影響を及ぼす悪い癖(悪習癖)があった場合も悪い歯並びになってしまいやすいです。中でも指吸い(吸指癖)は非常に危険ですので、ご家庭にお子様がおられる方々は心当たりがあればすぐに我々矯正歯科の先生に診せるようにしてください。
- 指しゃぶり
指しゃぶりを長期間放置していると、ほぼ間違いなく出っ歯や開口などの不正咬合になってしまいます。指をしゃぶると前歯が指で押され続けるのでその力でどんどん前歯が押し出されていきます。また吸う力は頬を内側へ押し込む力となり、小臼歯あたりの側方歯が内側へ押し込まれ、特徴的な形状の歯並びになってしまいます。
- 唇を咬む
これも出っ歯の原因になります。下唇が上の前歯と舌の前歯の間に入ることで、上の前歯は外側に出て、舌の前歯は内側に倒れてしまいます。結果として出っ歯の原因になってしまうのです。
- 爪を咬む
爪だけではなく、鉛筆などを噛んだりすることも同様です。唇を咬む癖と同様に出っ歯になったりガタガタの歯並びになってしまう恐れがあります。
- 口呼吸
普段から呼吸を口でしてしまう癖です。鼻詰まりがあるお子様がよくしてしまいがちです。そういった場合は耳鼻咽喉科での診察も必要になることがあります。口がぽかんと空いたままだと頬のお肉が内側に入り込むことにより不正咬合の原因になります。また慢性的に口腔内が乾燥状態になりますので、交感神経と副交感神経の自律神経系の異常にもつながることがあり、さまざまな全身疾患と関連してくることが報告されています。
- 頬杖
頬杖をすることで常に一定方向に力がかかり、歯並びも押された方向へ変形してしまい、異常な噛み合わせになることがあります。歯並びだけでなくお顔の歪みにも発展する場合がありますので注意が必要です。
歯並びに影響する悪い癖についてはこちら >>
悪い歯並びの種類
- 出っ歯
上の前歯が前に出過ぎている歯並びを上顎前突と言います。見た目は出っ歯の状態で小児期ではどこかに歯をぶつけて折ってしまいやすく、また唇を自然に閉じにくいために口呼吸の癖がついてしまうこともあります。そうなると虫歯や歯周病のリスクも高まってしまいます。
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主訴(気になるところ) 出っ歯 診断名 上顎前突 年齢 17歳 治療に用いた装置 表側ワイヤー矯正装置 抜歯部位 上下左右 第一小臼歯 治療期間 2年3カ月 治療費 表側ワイヤー矯正治療 長期保証プラン 1,210,000円(税込み) リスクと副作用 前歯の傾斜が強い症例ですので、前歯の根っこが短くなってしまう可能性がありました。歯ぐきが下がる可能性もありました。 コメント 典型的な出っ歯の症状の患者様です。前歯が前に出すぎているために、唇を自然に閉じることもしにくくなっていました。下の歯が1本もともと少ないケースでしたので、表側ワイヤー矯正治療で、小臼歯抜歯にて治療しました。治療結果としては、前歯の角度は大きく改善し、横顔の雰囲気や口元の突出感も改善され、とても可愛くなりました。ちょうど大学入学に間に合いましたので、綺麗な笑顔で、充実した学生生活をおくっていただけますね。人生の大切な時間は止まってくれませんので、いつ矯正治療に踏み切るか、とても重要ですね。長期保証プランをお選びいただいておりましたので、今後長期にわたって治療結果を責任をもってお守りします。 - 口ゴボ
顔つきを見た時に、口元が盛り上がってしまっている状態のことを言います。日本人を含めたアジア人に多く、その見た目を気にしている方は大変多くおられます。原因となっている不正咬合を治すことで口元の盛り上がりを和らげ、すっきりとした印象の願望を獲得できます。
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主訴(気になるところ) 口元がもっこり出ている 診断名 上下顎前突 年齢 24歳 治療に用いた装置 表側ワイヤー矯正装置 抜歯部位 上下左右 第一小臼歯 治療期間 2年2カ月 治療費 表側ワイヤー矯正治療 長期保証プラン 1,210,000円(税込み) リスクと副作用 下顎の前歯の歯ぐきが薄い方でしたので、歯ぐきのラインが下がる可能性がありました。 コメント この患者様は、一見すると上の歯並びにはさほどガタガタもなく、下の歯並びが少しガタついている程度です。しかしお顔の雰囲気としては口元がもっこりしていて、患者様ご本人もそれを一番きにしておられました。いわゆる口ゴボと呼ばれる症状ですね。ガタガタが少ないけれども、口元をしっかり後ろへ引っ込めたい症例、となれば表側ワイヤー矯正治療が最適となります。実際の治療結果としては前歯の角度も綺麗に下がり、なにより口元のもっこりふくらんだ様子が大きく改善しているのがおわかりいただけると思います。少しすっきりとお痩せになられたような雰囲気ですが、実際は体重には変化はなく、ご友人にもどうやってダイエット成功させたの?とよくきかれるようになったと嬉しそうにおっしゃっておられました。患者様ご本人も大変満足されておられました。このように、口ゴボは矯正治療だけで十分に改善できることがおわかりいただけると思います。 - 八重歯・ガチャ歯
前歯に起こりやすく、歯と歯が重なり合っている状態です。前に出ている歯の歯ぐきは痩せてしまいやすく、また後ろに隠れている歯は歯石がつきやすくなり虫歯や歯周病のリスクが高まります。顎の大きさに対して歯の本数がマッチしていないことから起こります。
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主訴(気になるところ) 八重歯とガチャガチャ歯 診断名 叢生 年齢 16歳 治療に用いた装置 表側ワイヤー矯正装置 抜歯部位 上顎左右 第一小臼歯 治療期間 2年3カ月 治療費 表側ワイヤー矯正治療 2年保証プラン 935,000円(税込み) リスクと副作用 強い八重歯の歯ぐきが痩せてしまう可能性がありました。 コメント こちらは高校1年生の男子の症例になります。八重歯を気にされていました。顎が小さく、一番奥の12歳臼歯も綺麗に生えることができていませんでしたので、小臼歯抜歯による治療を行いました。この症例も前歯を下げるのではなく、奥歯を綺麗に生えさせることを意識しながら治療を進めていきました。結果として八重歯は綺麗に治り、また12歳臼歯の嚙み合わせも正しく完成させられました。笑顔の印象はとてもカッコ良くなりました。高校卒業に間に合いましたので、輝かしい大学生活を送っていただけそうですね。 - 受け口
上の前歯より下の前歯が前に出てしまっている噛み合わせで、一部または全部の前歯が反対に咬んでしまっている場合があります。前歯の噛み合わせが強く当たってしまっている症例では歯がすり減っているだけでなく、咬合性外傷と言って、歯ぐきまでダメージを受けてしまっていることもあります。
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主訴(気になるところ) 前歯が反対に噛んでいることとガタガタ歯 診断名 叢生を伴う反対咬合 年齢 27歳/女性 治療に用いた装置 マウスピース型矯正装置(インビザライン) 抜歯部位 非抜歯 治療期間 1年8カ月 治療費 マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療 長期保証プラン 1,320,000円(税込み) リスクと副作用 歯ぐきの薄い方でしたので、歯ぐきのラインが下がる可能性がありました。前歯の噛み合わせの干渉が強くなる可能性がありました。咬合性外傷のリスクもありました。 コメント この症例は典型的な受け口の症例で、前歯が完全に反対に咬んでしまっています。患者様もとてもコンプレックスに感じておられました。かなり強い反対咬合・下顎前突でしたが、歯並びのアーチを効果的に拡大することにより、非抜歯で良好な治療結果を得られました。インビザラインで1年8ヶ月ほどで治療完了しています。 - すきっ歯
前歯の歯と歯の隙間が大きく空いている状態です。噛み合わせが深過ぎて、下の前歯が上の前歯を突き上げてしまっている場合には、上の前歯に強い負荷がかかっている応対ですので、早期改善が求められます。
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主訴(気になるところ) 前歯の隙間 診断名 前歯部翼状捻転を伴う空隙歯列 年齢 24歳 治療に用いた装置 マウスピース型矯正装置(インビザライン) 抜歯部位 非抜歯 治療期間 4カ月 治療費 マウスピース型矯正装置(インビザライン)部分矯正治療 中等度 550,000円(税込み) リスクと副作用 前歯の突出感が残る可能性がありました。下の歯との噛み合わせが強くあたるようになってしまうリスクもありました。そのような場合は咬合調整が必要になります。 コメント 前歯に大きく隙間が開いてしまっている症例です。ご本人の経済的ご希望により部分矯正治療を適用しました。これくらいの症例であれば、マウスピース矯正(インビザライン)の部分矯正でも十分治療可能で、治療期間も4ヶ月ほどで完了いたしました。前突感は残ることをご承知いただいて治療を行いましたので、患者様も大変ご満足いただいた症例となっています。 - 上下の歯のすき間(開咬、オープンバイト)
奥歯は噛み合っていても、上下の前歯が噛み合わずに開いてしまっている状態です。奥歯のみに力が集中してしまうので、早期に奥歯を壊してしまうことが多く、歯の形がすり減って平らな状態になっている症例を多く見かけます。そうなると噛み合わせがツルツル滑るようになって安定しなくなるので、顎関節症状をきたしてしまうこともあります。
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主訴(気になるところ) 前歯が噛み合わないことと八重歯 診断名 上顎左右犬歯の低位唇側転位を伴う開咬 年齢 26歳/女性 治療に用いた装置 表側ワイヤー矯正装置 抜歯部位 上下左右 第一小臼歯 治療期間 2年3カ月 治療費 表側ワイヤー矯正治療 2年保証プラン 935,000円(税込み) リスクと副作用 八重歯の部分の歯ぐきが痩せてしまう可能性がありました。下の歯の歯ぐきが薄いので、ブラックトライアングルができるリスクがありました。 コメント 開咬と叢生(八重歯)が組み合わさった症例です。患者様とのカウンセリングの結果、小臼歯抜歯による矯正治療となりました。このような開咬の症例の患者様は、舌癖(舌を前歯の隙間に押し込んでしまう癖)があることが多く、この患者様の場合も舌癖があるご様子でした。治療中及び治療後においても、舌癖に対する指導や、それに拮抗させる工夫をしたリテーナー(保定装置)を使用していただき、矯正治療結果を良好に保存することができます。治療期間は2年3ヶ月を要しました。
歯列矯正の重要性
矯正治療をお考えの人は、まずは見た目を気にしておられることでしょう。ですが見た目だけでなく、身体の健康にも影響があるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
確かに歯並びを整えると笑顔の印象は確実に変わります。綺麗で可愛くありたいと思うのは当然ですよね。特に私たち淀屋橋矯正歯科では、単純に機能的な歯並びにするというだけでなく、美容を意識したフィニッシングにも強くこだわっています。より可愛く、より美しく、素敵な笑顔はきっと人生に大きな影響を与えてくれるでしょう。
それだけでなく、将来的なご自身の健康に関わるリスクを軽減させ、また対人関係における印象が良くなります。自分の歯を守りながら、また人生にたくさんの笑顔が生まれる、矯正治療は本当に良い治療です。
歯列矯正によって、美しい笑顔と健康的な噛み合わせを獲得し、自信に満ち溢れた人生を過ごしましょう。