受け口の矯正
mandibular-prognathism
受け口とは ※反対咬合(はんたいこうごう)・下顎前突(かがくぜんとつ)
上の歯と下の歯のかみ合わせが反対になってしまっている状態を下顎前突(反対咬合、受け口)といいます。発音に悪影響が大きく、特徴的な受け口の顔にコンプレックスを感じる方もいらっしゃいます。
受け口(反対咬合・下顎前突)の症状
上の前歯より下の前歯が前に位置したかみ合わせで、一部または全部の前歯が出てしまっていることがあります。前歯のかみ合わせが強く当たってしまっている症例では咬合性外傷といって、歯だけでなく歯ぐきにもダメージを負っている場合があります。
受け口(反対咬合・下顎前突)の問題
かみ合わせはもちろんですが、顔貌に関してのコンプレックスを感じる方もいらっしゃいます。矯正治療のご相談で確実な治療方針をお聞きください。
受け口(反対咬合・下顎前突)の治療方針
軽度の場合は矯正治療のみで改善させることが可能です。また小児期から治療開始できれば外科手術を回避できる可能性も高まります。成人の方では、症状の強さによっては外科的矯正治療をおすすめする場合もあります。反対咬合・下顎前突症例は大臼歯を早期に壊してくることが多いので、早めに矯正専門のクリニックを受診するべきです。
受け口(反対咬合・下顎前突)の症例
主訴(気になるところ) | 前歯が反対に噛んでいることとガタガタ歯 |
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診断名 | 叢生を伴う反対咬合 |
年齢 | 27歳/女性 |
治療に用いた装置 | マウスピース型矯正装置(インビザライン) |
抜歯部位 | 非抜歯 |
治療期間 | 1年8カ月 |
治療費 | マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療 長期保証プラン 1,320,000円(税込み) |
リスクと副作用 | 歯ぐきの薄い方でしたので、歯ぐきのラインが下がる可能性がありました。前歯の噛み合わせの干渉が強くなる可能性がありました。咬合性外傷のリスクもありました。 |
コメント | この症例は典型的な受け口の症例で、前歯が完全に反対に咬んでしまっています。患者様もとてもコンプレックスに感じておられました。かなり強い反対咬合・下顎前突でしたが、歯並びのアーチを効果的に拡大することにより、非抜歯で良好な治療結果を得られました。インビザラインで1年8ヶ月ほどで治療完了しています。 |