咬み合わせが深い（過蓋咬合）の矯正なら大阪の矯正歯科・歯列矯正の淀屋橋矯正歯科咬み合わせが深い（過蓋咬合）の症状、問題、治療方針。

咬み合わせが深い歯とは ※過蓋咬合（かがいこうごう）

上下の前歯のかみ合わせが深すぎる状態で、上の前歯によって隠され、下の歯がほとんど見えていないような不正咬合のタイプです。前歯に特に強い負荷がかかるため、前歯の寿命が短くなります。

上の前歯が下に突き出している場合や、あるいは下の前歯が上に突き上げて噛みこんでいるような状態もあります。いずれにしても下の前歯が見えないあるいは見えにくい状態で、強い負荷によって前歯がすり減り、歯の形が大きく削れてしまっていたりします。

前歯の寿命を短くしてしまうのは非常に問題です。また早期に改善するようアプローチしておかないと、どんどん前歯がすり減ってしまいますので、矯正治療後の前歯の歯並びのクオリティが悪い仕上がりになってしまうこともあります。

かみ合わせの高さを適正な状態に改善する必要があります。奥歯を虫歯にしてしまっていたりすると、歯の詰め物の形も正しく作れません。矯正治療によって正常なかみ合わせの高さにして、歯並び全体の力のバランスをとることがとても重要です。

前歯にしっかりとした力を加える必要があるため、従来のワイヤー矯正の方がより正確に治療できるでしょう。

クリンチェックによるシミュレーションを正確に作製できれば十分に対応可能です。高い診断力が求められます。

前歯にかける力が弱くなりやすいのが裏側矯正の特徴ですので、できたらその他の治療方法の方がおすすめです。

主訴（気になるところ）	前歯の隙間とガタガタ歯
診断名	過蓋咬合を伴う叢生
年齢	10歳/男児
治療に用いた装置	プレート装置
抜歯部位	上下左右　第一小臼歯
治療期間	2年8カ月
治療費	小児矯正治療 444,000円（税込み）
リスクと副作用	前歯を圧下させる力によって、歯の根っこが短くなってしまうリスクがありました。後戻りをしてしまう可能性があります。
コメント	こちらは小児の患者様の症例です。噛む力が強く、噛み合わせが深くなっております。取り外し可能な装置を用い、前歯の噛み合わせの高さのコントロールと、すきっ歯や叢生に対するコントロールを平行して行って治療しました。夜間のみの装置の使用でこのように十分な治療結果を獲得しています。小児矯正（第１期治療）も的確な診断と適切な装置の設計を行うことで、成人矯正（第２期治療）の治療のクオリティをより高められることになり、非常に重要な矯正治療であると言えます。