八重歯・ガチャ歯・ガタガタ歯の矯正
crowding
八重歯・ガチャ歯・ガタガタ歯とは ※叢生(そうせい)・乱杭歯(らんぐいば)
歯が重なり合ってガタガタしている状態を叢生といいます。この場合、見た目に良くないだけでなく、歯ブラシが行き届かず虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
八重歯・ガチャ歯・ガタガタ歯(叢生・乱杭歯)の症状
前歯に起こりやすく、歯と歯が重なりあってしまいます。前に出てくる歯の歯ぐきは痩せてしまいやすくなり、後ろに隠れる歯は歯石が付着しやすくなります。顎の大きさに対して歯の大きさや本数がマッチしていないことから起こります。
八重歯・ガチャ歯・ガタガタ歯(叢生・乱杭歯)の問題
ガタガタの歯並びを放置していると歯石が付着しやすく、知らないうちに歯周病が進行していきます。個人の歯磨きでは絶対に清潔にしきれないので、矯正治療による改善が不可欠となります。
八重歯・ガチャ歯・ガタガタ歯(叢生・乱杭歯)の治療方針
歯を並べるスペースコントロールが重要課題となります。小児期からの治療であれば、乳歯から永久歯への生えかわりのタイミングでうまくコントロールすれば将来的な抜歯を避けられるかもしれません。成人矯正であれば叢生の程度に合わせて抜歯か非抜歯かを診断することになります。
八重歯・ガチャ歯・ガタガタ歯(叢生・乱杭歯)の症例
治療症例01.14歳/女性
主訴(気になるところ) | 八重歯とガタガタ歯 |
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診断名 | 叢生 |
年齢 | 14歳 |
治療に用いた装置 | 表側ワイヤー矯正装置 |
抜歯部位 | 上下左右 第一小臼歯 |
治療期間 | 2年1カ月 |
治療費 | 表側ワイヤー矯正治療 長期保証プラン 1,210,000円(税込み) |
リスクと副作用 | 元々下の前歯の歯ぐきが痩せているところがあるので、歯ぐきのラインが下がってしまうリスクがありました。ブラックトライアングルなどの原因になり得ます。 |
コメント | 典型的な八重歯の症例です。左上の八重歯が特に思春期の女子にとってはコンプレックスだったと思います。ご本人もとても気にしておられました。通常通り小臼歯抜歯による治療を行いました。ポイントとしては、この患者様は前歯が特に出ているわけではなく、横顔のプロファイルも悪くありませんでしたので、前歯の位置をできるだけ下げ過ぎないように注意することでした。結果としては狙い通り、前歯の位置を上手くキープして、抜歯スペースのコントロールができた症例と言えます。笑顔もとても綺麗になり、ご本人も保護者の方もとても満足していただきました。コンプレックスを解消し、とても気持ちの良い笑顔になっていますね。 |
治療症例02.10歳/女性
主訴(気になるところ) | 八重歯とガタガタ歯 |
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診断名 | 叢生 |
年齢 | 10歳 |
治療に用いた装置 | プレート装置 |
抜歯部位 | 上顎左右 第一小臼歯 |
治療期間 | 1年6カ月 |
治療費 | 小児矯正治療 444,000円(税込み) |
リスクと副作用 | 早期抜歯症例については、抜歯したスペースが完全に閉じきらない可能性があります。 |
コメント | 小学校4年生の女児の症例です。この子は4年生でありながら前歯だけではなく、犬歯や小臼歯まで生え変わり始めていました。かなり生え変わりが早いケースです。小児矯正治療は、永久歯が生える力をうまく利用する治療ですので、こういう場合は少し急がなければなりません。すぐに取り外し式のプレート装置を設計し装着してもらいました。結果としては、取り外しの装置のみでご覧のような結果になっています。残っていた乳歯が生え変わるタイミングで適切に装置を作り直しながら治療を進めましたので、6年生になったころには八重歯はほぼ改善できている状態でした。ここまで治ってしまうと、保護者の方も、そしてご本人も、もう大人の矯正治療、本格的矯正治療はしなくていいですとおっしゃられていました。実際ここまで改善しておくと、あとはいつでも大人の治療に進んでいただけますし、いつでも同じクオリティで仕上げることができるでしょう。小児矯正治療としてはとても良い治療になりました。 |
治療症例03.16歳/男性
主訴(気になるところ) | 八重歯とガチャガチャ歯 |
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診断名 | 叢生 |
年齢 | 16歳 |
治療に用いた装置 | 表側ワイヤー矯正装置 |
抜歯部位 | 上顎左右 第一小臼歯 |
治療期間 | 2年3カ月 |
治療費 | 表側ワイヤー矯正治療 2年保証プラン 935,000円(税込み) |
リスクと副作用 | 強い八重歯の歯ぐきが痩せてしまう可能性がありました。 |
コメント | こちらは高校1年生の男子の症例になります。八重歯を気にされていました。顎が小さく、一番奥の12歳臼歯も綺麗に生えることができていませんでしたので、小臼歯抜歯による治療を行いました。この症例も前歯を下げるのではなく、奥歯を綺麗に生えさせることを意識しながら治療を進めていきました。結果として八重歯は綺麗に治り、また12歳臼歯の嚙み合わせも正しく完成させられました。笑顔の印象はとてもカッコ良くなりました。高校卒業に間に合いましたので、輝かしい大学生活を送っていただけそうですね。 |
治療症例04.36歳/男性
主訴(気になるところ) | 八重歯とガタガタ歯 |
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診断名 | 叢生 |
年齢 | 36歳 |
治療に用いた装置 | マウスピース型矯正装置(インビザライン) |
抜歯部位 | 上顎左右 第一小臼歯 |
治療期間 | 2年4カ月 |
治療費 | マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療 長期保証プラン 1,320,000円(税込み) |
リスクと副作用 | 強い八重歯の歯ぐきが痩せてしまう可能性がありました。前歯の歯ぐきについても同様です。奥歯の噛み合わせが甘く仕上がる可能性がありました。 |
コメント | こちらもなかなかに厳しい八重歯の症例です。成人男性で、お仕事の都合でワイヤー矯正はなるべく避けたいということでいたのでマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療で治しました。一般的にマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療では抜歯矯正は難しいと言われていますが、必ずしもそういうわけではありません。治療計画であるクリンチェックをいかに正しくデザインできるか、またマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療が適応可能かどうかを理解しているかどうかが非常に重要になってきます。治療結果としてはご覧のようにきちんと八重歯とガタガタ歯は改善し、抜歯したスペースも綺麗にコントロールできています。長期保証のプランでしたので、今後もこの治療結果をしっかり保証してまいります。お仕事の都合や、あるいは芸能活動などでどうしてもワイヤー矯正を選択したくない方は、あきらめずにぜひご相談にいらしていただきたいです。 |